18.2.76 萩付近の単式火山群【山口県:萩市】


めがね使用
18-2-76-3D図
鈴木隆介著『建設技術者のための地形図読図入門』(古今書院)第4巻p1029。第18章図18.2.76単式火山群(2.5万図「越ヶ浜」より)

山口県中北部。日本海沿い。本文から引用。「・・・鶴江台,中ノ台および狐島の熔岩平頂丘がある。笠山はその周囲に熔岩流原を伴うスコリア丘(火口に注 意)である。これらはすべて玄武岩質の単成火山で,独立しているが,全体として単成火山群を形成している。近傍の陸上にも同様の火山群があるので,これら の単成火山が海底で接しているとは考えられない」。笠山の三角点すぐ北方に小さな凹地(矢印記号,見落としがち)があり,ここがスコリアを放出した火口と いうことだろう。最後の文章の「接している」の意味は何か。大きなマグマだまりから枝分かれしたことをいうのだろうか。大きな複式複成火山があってその部 分だということだろうか。それより(笠山は別にして)鶴江台以下の3ヶ所を熔岩平頂丘と判読する(できる)根拠をもう少し丁寧に説明してもらえるとありが たかった。


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