18.2.41 箱根山の熔岩円頂丘【神奈川県:箱根町】

めがね使用
18-2-41-3D図
鈴木隆介著『建設技術者のための地形図読図入門』(古今書院)第4巻p994。第18章図18.2.41熔岩円頂丘および熔岩流原を伴う熔岩円頂丘(2.5万図「箱根」より)

神奈川県南西部。本文の要約。二子山はほぼ同時期・同規模の双子の溶岩円頂丘。山頂に近い露岩の多い急斜面は熔岩,その下方は溶岩円頂丘成長時に生じた崖 錐であろう。駒ヶ岳は山頂に火口がないので溶岩円頂丘とされてきたが,熔岩の多い成層火山の頂部に溶岩円頂丘が重なっているのかもしれない。駒ヶ岳の新旧 の厚い熔岩流は何枚も重なり,末端は舌状の熔岩舞台を形成している。文庫山(赤枠の右下部)などは箱根山新期外輪山の楯状火山体の一部である。精進池とお 玉ヶ池は火山体間の初生谷の池である。
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