22.0.8トンネル坑口急斜面での落石(岩手県宮古市) 

めがね使用
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木隆介著『建設技術者のための地形図読図入門』(古今書院)第4巻p1215。第22章図22.0.8急斜面からの落石による災害(2.5万図「茂市」より)

岩手県東部。5mメッシュ標高データを使用。縮尺も他とは異なる。JR山田線のトンネルの東坑口付近(大平の対岸)の急斜面で落石があり,鉄道が被災し た。「この地点ではトンネルを最短にするために,坑口を急崖基部まで押しこんだために,坑口の線路際に急斜面が残った」。比高70m,傾斜55度で,浮き 石が落石となることが多い。「坑口の袖を長くし,落石覆工を付設するのが望ましい」。「国道も攻撃斜面の急崖基部の片切片盛の部分が多いから」落石・土石 流・側刻を受ける可能性があるとしている。

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