22.0.41a各種の低地(静岡市駿河区,清水区)

めがね使用22-0-41a-3D
鈴木隆介著『建設技術者のための地形図読図入門』(古今書院)第4巻p1236.第22章図22.0.41a各種低地の発達する地域

静岡県中部。書籍には昭27応修の5万「清水」が掲載され,旧版地形図から地形種区分ができる例として,@安倍川(図の中央を南流)は網状流路だから,そ の谷底低地は礫質低地,A安倍川に並走する東側尾根の東方平坦地は(次項22.0.41bに見える)清水市街地浜堤列で閉塞された潟湖の跡地だから軟弱地 盤,の2つを紹介している。左図では低地と丘陵の地形の境界が明瞭(当り前)だが,平坦地の地形種まで読み取ることはむずかしい。ただ安倍川の河床がその 尾根を越えた東方の平坦地と比べてかなり標高が高いことは気づく。5mメッシュ標高データでは,安倍川右岸の与左衛門新田では標高63m,その東方平坦地 の柳原では標高11m(それぞれ注記の地点で)である。22.0.42段彩図も参照されたし。

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