22.0.42静清地域の地形(静岡県静岡市)

22-0-42-段彩
鈴木隆介著『建設技術者のための地形図読図入門』(古今書院)第4巻p1236。第22章図22.0.42該当地域

静岡県中部。前項および前前項の周辺を含めた地域の5mメッシュ標高データをもとにした段彩図である。重複になるが,安倍川の谷底低地は礫質低地,巴川ぞ いの水田の広がる地帯は潟湖の跡地で軟弱地盤,清水市街地には南北方向の浜堤列などが旧版地形図から読み取れるという。。この図では安倍川河口の凸形,羽 衣ノ松付近の西南から伸びた浜堤(さらに北西へ曲がる),多度山西麓の段丘地形(狭くて少しわかりづらい),静岡市街地の北〜北東の平野に没する4筋のや せ尾根などが描き出されている。書籍では次に,地震災害と地形種の一般的関係から震災危険度を5階級に区分した図22.0.43が掲げられ,地理院が発行 している2.5万土地条件図を震災危険度分布図に読み替えれば「県などが公表しているメッシュ法の危険度分布図よりはるかに精密に,特定地点の危険度がわ かる」と述べられている。

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