21.0.23「5mメッシュ標高データ」による立体地図(山形県米沢市)

めがね使用
21-0-23-3D図
鈴木隆介著『建設技術者のための地形図読図入門』(古今書院)第4巻p1205。第21章図21.0.23(航空レーザー等高線図の例2)(ここでは5mメッシュ標高データより2mごとの等高線図を描き立体視できるようにした。挿入図は2.5万「板谷」使用)

山形県最南部の東端。すぐ福島県境。本文掲載図は航空レーザー測量による2m間隔の等高線図(JR東日本)。地理院の5mメッシュデータは掲載図にほぼ見 合う詳細さ。鈴木氏によれば,既存の空中写真測量による1:2,500国土基本図などと比べてレーザー測量結果は次の点で優位だという。既存図は,「露 岩,崩落地,「がけ(岩)」,「がけ(土)」,盛土斜面,切取法面などは記号で表現されているが,航空レーザー等高線図ではそれらの部分もすべて等高線で 表現され,しかも等高線の屈曲が高精度である」。だから(2.5万図では読みとれないが)レーザー等高線図では次のことが容易に確認できるとする(次図 21.0.24と共通に)。
 @前川両岸の地すべりのブロック分け,A前川の現谷壁斜面の地すべり地形や崩落地,B前川の河床の微地形,C段丘崖の崖頂線および崖麓線。
 等高線読み取りのプロではないので,私たちにはやはり左のような3D図が一番である。
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