19.2.78 中央構造線と鉄道,高速道路【愛媛県:四国中央市】    

めがね使用
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鈴木隆介著『建設技術者のための地形図読図入門』(古今書院)第4巻p1145。第19章図19.2.78活断層に対する高速道路,電力開閉所および鉄道トンネルの位置(2.5万図「東予土居」より)

愛媛県東部。図の3km北方は瀬戸内海燧灘。高速道路の南に発達するみごとな三角末端面は中央構造線の活動によるもの。東予開閉所のすぐ北に中央構造線と ほぼ並走する畑野断層がある(10mメッシュ,10m等高線では読みとりがたい)。ともに右横ずれの活断層。本文に曰く「高速道路は中央構造線の真上に, 東予開閉所は両断層の間に建設されている(自信か蛮勇か!)。一方,鉄道の北山トンネルは,活断層という概念すら無かった時代に,右横ずれ断層(直線的山 麓線と風隙,高曽根の鞍部に注意)を見事に避けている」。

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左は国土地理院HP公開の電子国土ポータルより(一部加筆)。5mメッシュデータがあるようだが,立体視してもどうか。
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