19.2.50 中国山地の横ずれ断層【岡山県:美作市】

めがね使用
19-2-50-3D図
鈴木隆介著『建設技術者のための地形図読図入門』(古今書院)第4巻p1116。第19章図19.2.50左横ずれ断層地形(2.5万図「古町」より)

岡山県の東端,中国山地の主稜線のすぐ南。図右隅の吉野川は下流で吉井川と合流し,岡山市で瀬戸内海に注ぐ。赤枠の北西部から南東に伸びる「緩やかな曲線 に沿って,左横ずれのオフセットを示す尾根と河谷,風隙,截頭谷,断層鞍部,断層突起がならんでいる」。活断層である。河川屈曲量はA〜Dの4か所で約 300mに及ぶ。接峰面的にみると「断層の北東側が南西側より100m以上も高いので,この断層では北東側が相対的に隆起する部分があると解される」。な お赤枠の北部には東西方向の左横ずれ断層があると付記してある。黒谷川の屈曲は確かに左横ずれを示唆するが,他はどうなのだろう
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