19-0 岡谷IC付近の活断層地形【長野県:岡谷市】

めがね使用
19-0-3D図
鈴木隆介著『建設技術者のための地形図読図入門』(古今書院)第4巻p1073。第19章扉図(2.5万図「鉢伏山」「諏訪」より)

長野県中部。諏訪盆地の北西部。左立体図の上部(北部)は主に5mメッシュの,下部(南部)の全部は10mメッシュの,各標高データを使用。諏訪盆地は糸 魚川-静岡構造線沿いに生じた陥没盆地として知られている。赤枠の北東部に東南東に伸びる南落ちの活断層が,赤枠の西部には北西-南東方向に雁行配列した (横ずれ?)断層があるという。しかし著者が「いずれの断層も変位量が小さいため,2.5万地形図の読図で断層変位地形と認定することは困難である」と述 べているとおりである。赤枠よりさらに北方で西北西-東南東方向のリニアメントが顕著だ。
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