赤青めがね使用
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鈴木隆介著『建設技術者のための地形図読図入門』(古今書院)第4巻p1065。第18章図18.4.8カルデラ壁を越える交通路(2.5万図「坂梨」より) 熊本県北東部。阿蘇カルデラの北東部にあたる。以下本文から。「カルデラ壁には2〜3段の露岩帯があり,熔結凝灰岩の存在を示す」。カルデラ壁の外側(東 側)は火砕流台地面。地形図からこの小起伏台地は読みとりにくいが,左3D図では一目瞭然である。「カルデラ壁は著しく開析され,多くの短い必従谷が発達 する。谷頭に露岩があり,谷口には土石流の頻発で生じた沖積錐が側方に連続的に発達している」。鉄道・道路ともに落石災害が多いであろう(鉄道は土石流 も),としている。 |