18.3.6 削剥比12%の岩木山【青森県:弘前市】

めがね使用
18-3-6-3D図
鈴木隆介著『建設技術者のための地形図読図入門』(古今書院)第4巻p1038。第18章図18.3.6 火口を埋めた熔岩円頂丘と火山原面の残存する成層火山(2.5万図「岩木山」より)

青森県西部。岩鬼山・鳥海山・西法寺森をむすぶ環状山稜は古い火口縁。その内部に岩木山神社のある熔岩円頂丘と鳥ノ海の爆裂火口(きわめて小さい!)があ る。南面の谷の源頭部2か所も爆裂火口であろうという。鈴木氏の分類では「火口はないが火山原面が残っている。削剥比10〜20%」で,火山形成末期が1 万〜約10万年前に相当しよう。なお本文挿図は5万分1で,東面の火山麓扇状地まで収録しているが,ここは山頂周辺を詳しく見るために2.5万図を利用し ている。

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