13.2.13 雨畑川の屈曲異常【山梨県:早川町】

めがね使用
13-2-13-3D図
鈴木隆介著『建設技術者のための地形図読図入門』(古今書院)第3巻p741。第13章図13.2.13侵蝕復活型の屈曲度異常

山梨県西部。富士川支流の早川に南から合流する雨畑川。一帯は身延山地。雨畑川は赤枠内の北部と南部(一部)で谷底平野が見られ、中央部は谷底平野がなく 屈曲度が著しく大きい。北部(屈曲度中)、中央部(屈曲度極めて大)、南部(屈曲小)ともに平均河床勾配に差はなく、流路を直線で近似したときの投影河床 縦断面形の勾配の大きさは、中央部>北部>南部となっている。これは河川が「落差則」(本文p729)によるものである(ここまでは理解できる)。3区間 で地形・地質的に大きな差異はないので、ここの屈曲度異常は侵蝕復活型(本文p740)と推論されるという(ここが理解できないでいる)。
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