12.0.6-3 凹型山稜【和歌山県:】

めがね使用
12-0-6-3
鈴木隆介著『建設技術者のための地形図読図入門』第3巻p657。第12章図12.0.6尾根縦断形の基本類型の実例(3)(2.5万図「金屋」より)

和歌山県北部。図の南部で蛇行している大きな河川は有田川で、西へ流れる。赤枠内は尾根の縦断形が凹型であることが一目瞭然。谷をはさんですぐ南の山腹も 北へ高度を下げながら凹型をとっている(最下部はちがうが)。本文では、老年期的な侵蝕階梯の山地に多いとコメントしている。

 それにして東部の有田巨峰村の平坦面は一体何だろう。河岸段丘にしてはその形と他所にないことが難点。形は古い大蛇行時の平坦化面としてありうるかもしれないが。
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