12.0.6-2 直線状(縦断形)山稜【高知県:いの町】

めがね使用
12-0-6-2-3D図
鈴木隆介著『建設技術者のための地形図読図入門』第3巻p657。第12章図12.0.6尾根縦断形の基本類型の実例(2)(2.5万図「思地」より)

高知県いの町。高知市の西北西20km余。右下を流れるのは上八川川(仁淀川の支流)。本文ではここの尾根の縦断形が直線状として紹介されている。赤枠内 の3つの尾根のうち真ん中の尾根が最もそれらしく思えるが、赤青メガネで立体視すると標高570-580mあたりがいやに緩傾斜に見え、直線的に高度が変 化しているようには感じられない。両隣の尾根も同じ高さで緩傾斜だし、もっと広く見ると小式ヶ台の東尾根も標高550-560m付近で傾斜がゆるい。南越 でも標高400m付近の尾根の張り出しが目立つ。かつて侵蝕平坦面(?)のようなものがあったのだろうか。

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