12.0.21 阿武隈山地中の隆起準平原【福島県:平田村】

めがね使用
12-0-21-3D図
鈴木隆介著『建設技術者のための地形図読図入門』第3巻p877。第12章図12.0.21隆起した準平原(2.5万図「上蓬田」より)

本文要約。尾根頂と谷底との比高(起伏量)はわずか50m内外。谷の屈曲が著しく、支谷が短いが、流域面積に比べて相対的に幅広い谷底低地をもつ。尾根は 丸みをもち、山腹の傾斜は小さい。地域全体として、ゆるやかな波状の小起伏地で、しかも尾根頂の高度はそろっているので、遠くから見れば平原状、よって準 平原という。ただ高度が500mにもなるのは、現在より低い高度で形成されたものが後に隆起をしたためと考えられる。

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