12.0.16 大台ケ原山の早壮年期的な山地【奈良県:上北山村】

めがね使用
12-0-16-3D図
鈴木隆介著『建設技術者のための地形図読図入門』第3巻p672。第12章図12.0.6早壮年期的な山地(2.5万図「大台ケ原」より)

紀伊半島の東の重鎮ともいうべき大台ケ原山。こんな山とはつゆ知らず。たしかに名前の通りだわいな(草「原」ではないけれど)。本文では次のように記載し ている。大台ケ原山も山頂部は、緩傾斜で起伏が小さく、丸みを持つ尾根と浅い谷で構成され、老年期的な山地の特徴をもつ前輪廻地形である。その周辺は深い 谷に刻まれた急傾斜地で、急崖・崩壊地・露岩・滝が多く、河川侵蝕と集団移動が盛んに進行している。前輪廻地形は相対的に小面積を占めているにすぎないの で、この地域は早壮年期的な山地とみなされる。
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