12.0.17 大塔川流域の満壮年期的な山地【和歌山県:田辺市】
めがね使用
12-0-17-3D図
鈴木隆介著『建設技術者のための地形図読図入門』第3巻p673。第12章図12.0.17満壮年期的な山地(2.5万図「皆地」より)

和歌山県南部。大塔山(1122m)のすぐ北。標高が低いのにいやに険しい地形だと思う。以下は本文の要約。主要な河川は著しく穿入蛇行し、多くの谷は欠 床谷である。滝・崖・崩壊地も多い。これらは河川が現在も急速に下刻していることを示す。一方主要な尾根は高度500〜700mで定高性を示しながら、突 起の多い鋸歯状の縦断形をもつ。河川との比高は300mにおよぶのでこの山地は満壮年期的な山地である。(昨日から図を「jpg」から「png」に変更し ずいぶん見やすくなったはず)

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