赤青めがね使用
![]() 国土地理院の航空写真を使用したこの付近のアナグリフが次のサイトに紹介されている。段丘の一段一段がはっきり読みとれる のでぜひ参考にしていただきたい。2.5万図の限界、10mピッチの等高線表現のもどかしさ、がよくわかる。実際はこんなに明瞭なのだ。 |
鈴木隆介著『建設技術者のための地形図読図入門』第3巻p613。第11章図11.2.19河成浸蝕段丘(2.5万図「沼田」より) 図の左は沼田市街地で赤城山の北西15kmといったところ。図の南東部の茶色がかったところは赤城火山の裾野。黄色みを帯びた広い段丘1面(標高 450~500m)と、緑色の部分で幅のせまい段丘が2面くらい(標高400~420mと標高380~400mあたり)識別できる。読図入門では5段(火 山斜面を除く)に分けているが、2.5万の精度では無理っぽい。本文には段丘崖の「がけ(岩)」と「がけ(土)」の違いから読みとれることがたくさん記載 されていてとても参考になる。図の左端の狭窄部にある平出ダムは地図では落差が読めないくらい低いかと思いきやネット情報では堤高40mだそう。ここの高 速道路(関越道)を走るたび、美しくカーブした片品川橋のたたずまいに魅せられる。これもネット情報だが、道路橋として日本でいちばん長いトラス橋だそう で、河床からの高さは100mとか。以下4/20追記。上久屋町から久屋原町(上位段丘)へあがる道路付近は地すべり発生の要注意区域と述べられている (図11.2.20には小さな地すべり地形の記載あり)が、はたして2.5万図から読みとりができるだろうか。 |
カ
ラー段彩図を立体視するのは不適当とわかってきたところで、一部だが5mメッシュ標高データもあるので新たに図を追加する。さすがに細かい段差までよく表
現されており、本文で解説されていることがしっくりくる。惜しむらくはデータの不足・欠損。いつものように水面高さは正しくない。 |