22.0.46津波の被災地(岩手県宮古市)

22-0-46-段彩
鈴木隆介著『建設技術者のための地形図読図入門』(古今書院)第4巻p1239。第22章図22.0.46津波の被災地と津波対策

岩手県東部。一般に津波は,湾の幅および水深の湾奥への減少の度合いが大きいほど湾奥で遡上高が増大する。昭和三陸大津波(1933)で田老は遡上高 10.1mの津波に襲われ,流出家屋358戸(流出率98.9%),死者763名(死亡率43%)という大災害となった。津波災害の究極的防止対策は高台 への集落移転だが,漁業を主産業とする田老ではそれができないので,X字型の津波防波堤(堤高10m),河川堤防,防潮水門が設置された。 2011.3.11の津波については次の補足図へ。

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