20.0.15 伊豆大島の熔岩扇状地【東京都大島町】

めがね使用
20-0-15-3D図
鈴木隆介著『建設技術者のための地形図読図入門』(古今書院)第4巻p1176。第20章図20.0.15熔岩扇状地とプランジング崖型の岩石海岸(2.5万図「大島南部」より)

伊豆大島の東海岸。縮尺が他の図と異なるので注意。なおこの図は5mメッシュ標高データを使用している。長根岬をふくむ円弧状に東へ張り出した半島は, 「西方から流下した熔岩流が海に達して生じた熔岩扇状地ないし熔岩三角州とよばれる熔岩流半島であり,その平滑な表面からみて,玄武岩質熔岩流で形成され たと解される」。半島の約5km西南西は三原山(標高758m)火口。地質図によれば,この熔岩流は1684年のもので,奥山砂漠はそれより古い降下火山 灰とスコリア堆積物からできている。


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