19.2.76  断層と新幹線高速道路【山口県岩国市,広島県大竹市】

めがね使用
19-2-76-3D図
鈴木隆介著『建設技術者のための地形図読図入門』(古今書院)第4巻p1143。第19章図19.2.76新幹線,高速道路およびアーチダムと断層の位置(2.5万図「大竹」より)

山口県最東部から広島県境。図の北東部の水面は広島湾(または安芸灘)の一部。本文掲載図は5万分1,右は2.5万分1地図を縮小して使用。縮尺が他と異 なることに注意。図の南部で錦川が北北東へ向かう部分と,図の北部中央やや右(東)で小瀬川が南南東へ向かう部分をむすぶ顕著なリニアメントをはじめ,同方向 に伸びる断層が3本ある。「新幹線,高速道路および弥生ダムが断層を見事に避けて建設されている」。「断層の両側で接峰面の高度の急変がないので,いずれ も垂直変位量が小さく,古い断層であろう」。なるほど,なるほど。

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