17.0.12    月山の万年雪と雪窪    山形県    鶴岡市,庄内町


17-0-12-3D図
鈴木隆介著『建設技術者のための地形図読図入門』(古今書院)第3巻p942。第17章図17.0.12万年雪と雪窪(2.5万図「月山」より)

山形県中部。ほぼ全文を引き写す。「月山は広い緩傾斜な山頂部をもつ楯状火山である。月山から東南に下る歩道の両側に万年雪が二ヵ所にある。その万年雪の 部分は,相対的な低所ないし浅い谷であり,それらの西側の斜面はやや急傾斜であるから,雪窪と解される。一方,月山の西側斜面に雪窪と解される低所がない のは,残雪が少ないからであろう。山頂緩傾斜面の登園を限る遷急線に『がけ(岩)』が続き,硬岩層(熔岩)の存在を示す」。本文の挿図には,月山山頂の南 東側に大きさ(径)数百m以上の雪窪地形が4か所表示されている。

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