15.3.9 利根川沿いの崖錐【群馬県:渋川市】

めがね使用15-3-9-3D図
鈴木隆介著『建設技術者のための地形図読図入門』(古今書院)第3巻p800。第15章図15.3.9攻撃斜面の急崖下に,崖錐の発達しない地形場と発達する地形場(2.5万図「沼田」「鯉沢」より)


南流する河川は利根川。東側は赤城山麓で火砕流などの堆積物,西川は子持山で第四紀火山噴出物。要は,現成河床に基部を接する急崖下に崖錘は発達しない が,段丘面や谷底低地には崖錐が発達するということ。鈴木氏によれば「広域読図によると図東部の高速道路の走る台地は火砕流台地,西部の開析された山地は 古い火山であり,節理の多い熔結凝灰岩や熔岩,火砕岩で構成されている」となる。
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