11.2.16 東・西広尾川の臨海河成堆積段丘【北海道:広尾町】

めがね使用11-2-16-3D図
鈴木隆介著『建設技術者のための地形図読図入門』第3巻p609.。第11章図11.2.16臨海の河成堆積段丘(2.5万図「広尾」より)

右上の市街地が広尾町。東広尾川右岸の段丘の等高線から扇状地起源の段丘と推定、かつて東方沖合に続いていた扇状地が離水によって海食崖を生じ、同時に 東・西の広尾川も浸食復活して段丘(フィルトップ)を形成したと説明している。フンベの滝(文字が小さいので気づかなかった)についても解説があり、「段 丘礫層中の地下水の崖端泉と浅い浸食谷に涵養されているので、水量変化が著しいであろう」とする。ただ地図上では伏流水にしてもかなり遠方から来ていそう なので、水量についてはそんなものかな?と疑問に思い、ネットで調べてみるとたくさんの紹介がある。写真もありそこそこの水量はありそうだ(水量変化は不 明)。何十年も前、一度だけこの道路(黄金道路という)を走ったことがあるが、その時はまったく素通りだったのは今にして残念。

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