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鈴木隆介著『建設技術者のための地形図読図入門』(古今書院)第4巻p1228。第22章図22.0.31相当区域の段彩等高線図。5mメッシュデータ(標高)使用。 狛江市南を東へ流れる多摩川中流部である。書籍には「明14測」の2万地形図「溝口」が掲載されており、その読図によって多摩川はこの付近では「網状流路 をもつ礫床河川であり、扇状地末端部に似た谷底堆積低地を形成したが、その低地を1~2mほど下刻し全体としては蛇行しつつ、左岸の段丘崖を側刻してい た」ことがわかるという。すぐ次のページでは,宿河原堰堤(右図で「堰堤」)と護岸工・導流堤・河川敷の変遷を明治初期から平成に至る5枚の地形図でた どっている。5枚目(昭20修測)までは堤内地は集落がちらほらで,ほとんどが畑地(桑畑など)果樹などだが,6枚目(平5修測)は住宅で埋め尽くされて いる。1974年9月の集中豪雨で,堰堤左岸端部の護岸決壊から多摩川水害(堤防決壊,宅地の側刻。流出家屋19棟)が発生した。当時,住宅が濁流に落下 し流されていく映像をニュースなどで何度も見た記憶がある。水害の発生から終息(堰堤を爆破して流れを変えた)までは狛江市のHPに詳しく解説されてい る。HPに掲載されている写真を次の図に示す。 次図(関連写真)へ 目次へ戻る 次の番号の図へ |