21.0.2地すべり地形と河成段丘(埼玉県秩父市)

めがね使用
21.0.2-3D図
鈴木隆介著『建設技術者のための地形図読図入門』(古今書院)第4巻p1194。第21章図21.0.2地すべり地形と河成段丘(2.5万図「秩父」より)

埼玉県西部。第21章は大縮尺の地図(たとえば1:2,500な ど)を扱っている。5mメッシュ標高データならその縮尺程度の微地形を描きだすことはできるが,これまでの10mメッシュデータではとても無理である。本 文の図21.0.2地域にある5mメッシュデータで3D図をつくったのが左図。残念ながら肝心の黒石付近の地すべり地にはデータがない。ただそれより南西 に伸びる荒川左岸の地すべり地帯のようすはそれなりに表現されているので掲げてみた。右岸の段丘はこの3D図では読みとりにくいので,下の段彩図で見よ う。


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21-0-2補足図
比高数m〜10mの低い段丘崖をか ろうじて読みとることができる。本文にも「2.5万地形図の読図では不可能であった低い段丘崖が認定され,段丘面群が精密に区分され,高度も分かる」とあ る。地すべりと段丘の詳しい解説はぜひ本文で。なお丘陵の尾根部は秩父ミューズパーク建設で,本文掲載2.5万図(昭4改測)とは大きく改変されている。

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